不動産・住宅サイト SUUMO学生版トップ > > 安心安全の部屋選び術 室内編
室内では防犯のための設備が充実しているか確認。もしそうした設備がなくても、市販の防犯グッズで安全性を高めることもできる。
鍵を開けるのに時間がかかるドアは、ドロボーにとっては、それだけ発見されやすくなるので、嫌なもの。最近の新築では2カ所施錠する1ドア・2ロックの物件も。大家さんが承認すれば自分で補助錠を追加することもできる。 また、郵便受けから室内をのぞけるような場合は、自分で目隠しをしよう。「のぞき穴をはずしてそこから鍵を開けるケースもあるので、外から開かないか確かめましょう」(京師さん)
ダブルロックが付いているドア
入居者が替わるタイミングで鍵が交換されているか確認しよう。ピッキングされにくいディンプルキーが望ましい。大家さんによって対応が違うので、自己負担でも替えたほうがいい。また、最近ではカード式や暗証番号付きの電子錠も登場している。サムターンまわし対策も、市販されているカバーを付けるだけでもOK。
一定の防犯性能がある建物部品(錠、ドア、ガラス、サッシ、窓フィルム等)に、警察庁や関係民間団体で組織する「官民合同会議」が認定したCP(=Crime Prevention)マークが付いているので、物件選びの参考にしよう
サムターンまわし対策のカバーが付いた玄関ドア
ピッキングしにくいディンプルキー。複製も難しい
ドアを開けずに来訪者に応対できるインターホンは不審者をシャットアウトできる。できればTVモニター付きが望ましい。「侵入犯はインターホンで留守かどうかを確認するので、TVモニターで録画できるようなものだと敬遠するでしょう」と京師さん。
何か起きたときに管理会社に知らせる機能がついたものもある
下着ドロボーに狙われないためにも洗濯機置き場は室内に欲しい。また洗濯物は性別や行動パターンなどを判断する材料になるので、外に干さなくてすむ浴室乾燥機があると便利。夜になっても干しっぱなしというのも留守だと分からせることになるので要注意。
下のグラフから分かるように、侵入犯の約半数がガラス破り。特に3階以下の建物の場合は要注意だ。備え付けの鍵だけでなく、市販の補助錠や防犯ブザーを付けよう。「防犯ブザーは振動に反応するタイプだと台風の強風でも鳴ってしまう危険があるので、周波数を感知することでガラスが割れたときにだけ反応するものを選びましょう」(京師さん)。また、廊下側の窓も面格子が付いて、そこからは侵入できないか確認しよう。1階に電動シャッターが付いた物件だと、防犯性がアップする。
目の前に何が建っているかもポイント。隣りの家から丸見えだと常に外部からの視線にさらされることになるので落ち着かない。しかし、外からまったく見えない場合も、いったん侵入されると分かりにくいデメリットがある。
まずバルコニーに立って、排水管、非常階段、電柱、ブロック塀などから、バルコニーに侵入されやすくないか確認しよう。また隣りの住戸からバルコニーを通って侵入される危険もあるので、防犯面では隣りの住戸とバルコニーでつながっていないほうがベター。ただし、つながっていれば、火災時の避難通路になる。
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